カラフルなLINEとモノクロなLINE

LINEをするようになり、私はやはりメールの文章が簡素すぎると痛感した。

グループ内でのやりとりで、他の女の子達は文章の中にも絵文字を使ってカラフルな吹き出しなのだけれど、私は基本的に文のみで、たまに顔文字。白黒である。

そんな私でも、頑張るときは頑張って絵文字を多用するときがあった。

片想いしてる相手にではなく、サークルの勧誘をしてる新入生にだ。

文化系サークルは、自ら入る新入生は少なく、大概飲み会などで仲良くなって入るのが(少なくとも私のいたサークルでは)常套手段だった。

先輩はアフターフォローよろしく、飲み会に来た新入生に対して、来てくれてありがとうメール、また今度やるからこないかメールなど、ウザがられない程度に送りつける。

ある男の子を担当することになった私は、友達の真似をして絵文字を多用した、所謂キャピキャピメールを送りつづけ、無事に彼を入らせることに成功した。

その後、「私あまり絵文字使わなんのよね〜,〇〇には最初の方頑張って使ってたんやで!」と飲み会の時に白状すると、


「いや、わかってましたよ。無理して使ってるなって思ってました。」
と言われたのでした。


文章一つにしても、無理をするとボロが出てくるんですね。

それ以降、絵文字を使うことはめっきり減りました。